Lifecycle Management(ライフサイクル・マネジメント)
アヴネット社では、デザインチェーン(製品開発プロセス)とサプライチェーン(製品量産プロセス)を通じ、お客様のニーズを満たす新たな機会発見とマーケットの創出を目的とするディマンド・クリエイション(需要創出型)サポートをお客様に提供しています。その際、製品のライフサイクル全体を考慮し、マーケットの需要を促す3つのカーブ(開発段階、市場への投入タイミング、市場での存在期間)に従って製品のライフサイクルを10のステージにわけ、各段階で必要に応じたサポートをお客様に提供します。
1. Improve Time to Profit, Shifting the Curv e
製品開発プロセスにおいて、次世代マーケットを見据えた最先端プロダクトの提案、また専任者によるデザイン・サポート等によってデザイン・プロセスにかかるコストと時間を削減し、製品が量産段階に入り、開発コストが収益として回収されるまでの時間(損益分岐点にいたるまでの時間)を短縮します。
2. Expedite Time to Market, Accelerating the Curve
迅速で効果的な製品の市場投入を実現するために必要な付加価値サービスの提案を行います。調達部門がBOM(部品構成表)のデータベースに基づいて部品採用の検討をしている一方、市場創出やフォーキャストを確実にするためにプロジェクトの要件を満たすテストや検証作業を行います。これら付加価値サービスの提供によって、適切なタイミングでの市場投下を可能にし、市場導入にかかる時間を短縮します。
3.Maximize Time in Market, Extending the Curve
デザインチェーンとサプライチェーンを活用したリエンジニアリング(製品のグレードアップ等)によって、製品ライフサイクルの延命を行います。それによってコスト効率を向上し、市場での存在期間を最大化します。
Support Throughout The Life Cycle™
ステージ1.コンセプト
新製品の開発初期段階におけるコンセプトの開発過程では、お客様にとって、どのような要素が新製品に盛り込まれれば市場のニーズをみたし、かつ収益目標をクリアするのかを考慮しながら、情報収集を含めたマーケティング、営業、技術といった側面からお客様をサポートします。
また、新市場の開拓や製品のリポジショニングなど、既存製品をリフレッシュ(再生)させる場合、お客様と共同開発を行うケースもあります。
ステージ2. 製品要件定義
新規プロジェクト発足の準備段階では、デザイン担当者が、コストと各部品のライフサイクルのバランスを加味しながら半導体・電子部品の採用を検討します。ここではマーケティング、プロジェクト管理、製造、部品調達といった側面からお客様のお役に立つサポートを提供します。
ステージ3. アーキテクチャ設計
新たにプロジェクトの構想を計画する段階では、デザイン・サポート、製品のライフサイクルを通じた部品のアベイラビリティなど、ディストリビューターの提供するサービスのクオリティがお客様のプロジェクトの成否に少なからず影響を与えます。ここでは、システム設計、プロジェクト管理、技術調達などの側面からサービスを提供します。
ステージ4. 詳細設計
回路設計・基板設計に関わるプロセスをサポートする段階では、お客様がボード・レベルで部品の採用を確定し、また次の試作段階に進めるように製品要件を再度練り直すことになります。ここでは、ソフトウェア技術、デザイン技術、プロジェクト管理、部品調達の側面からサポートを行います。
ステージ5. 試作、テスト、デバッグ
この段階では、技術的な要求やBOMのアベイラビリティなどを必要に応じて調整しながら、試作およびテスト、デバッグなど製品化へ向けた具体的な作業を行います。ここでは、プロジェクト管理、テスト、デザイン、製造、部品、品質、ソフトウェアなどを技術的側面からサポートします。
ステージ6. 市場導入期
製品の開発が終了し、市場導入をサポートする段階では、特に将来の需要に対する予測の正確性を実際の需要曲線上で明らかにしていきます。ここでは、プロジェクト管理、マーケティング、製造技術、オペレーション、調達、営業面からのサポートを提供します。また、お客様のロジスティクス、フルフィルメントについてのサポートの提案も行っています。
ステージ7. 市場成長期
プロダクト・ライフサイクルも成長期に入り需要が拡大するこの時期は、お客様にとって、製造ラインの供給フローを確実にするデリバリー機能が重要になります。この段階では、調達、製造、オペレーション、マーケティング、営業の側面からフルフィルメントおよびサプライ・チェーン・サービスを提供します。
ステージ8. 市場成熟期
製品需要がピークに達するこの時期、お客様はマーケットの需要に合わせて製品の製造を続けますが、需要曲線は次第に緩やかになり、予測しやすい安定したレベルになります。この段階では、ディストリビューターは、お客様が利益を出し続けながら且つ製造コストを削減するためにサプライチェーンの効率を高めるという重要な役目を担っています。ここでは、調達、製造、オペレーション、マーケティング、営業、その他収益性の確保を考慮しつつ技術的なサポートを提供します。また、市場の需要曲線の波を再浮上させることを目的としたデザインのリフレッシュや製品のアップグレードのへ試みがこの段階からスタートします。
ステージ9. 市場衰退期
製品需要がピークを過ぎ、まだマーケット需要が存在する段階では、サプライチェーン・マネジメントが重要な位置を占めてきます。この段階では、製品の販売数の増加に伴い一度は拡張された製造ラインも維持する必要がなくなります。このタイミングでは、むしろ徐々に減少していく需要に対してサプライチェーンをどう対応させていくかがポイントになります。一方、デザイン・サービスを利用して、ライフサイクルを延命させることを目的とした製品のアップグレードや機能拡充を図ることも可能です。ここでは、マーケティング、調達、製造、エンジニアリングの側面からサポートを提供します。
ステージ10. エンド・オブ・ライフ
製品がEOLを迎え、生産中止を決定した段階でのディストリビューションの役割は、サプライチェーンに十分な在庫が確保されているかを確認しつつ、最終的に要求される条件を満たすようスムーズにプロジェクトを完遂させ、段階的に、市場から上手に撤退していくことです。また、この時期、次世代製品の開発にリソースをシフトしていくタイミングでもあります。ここでは、マーケティング、営業、調達、オペレーション、製造、ファイナンスの側面からサポート・サービスの提供を行います。